待ち合わせはローソンで

ただの不安な若者です

きみがだいすき

深夜2時。

近所の公園。

向かい合ってベンチに座る男が2人。

 

あなたはなぜこんな時間にこんな場所で

所在なさげに座っているんですか?

あ、でも

同じ気持ちを僕にも抱いていますか?

 

僕は分かりません。

居ても立っても居られなくなって

公園のベンチでお酒を飲んでいます。

 

あんなに人間を忌み嫌い、避けていたくせに

一人で深夜の公園で酒を飲んで

こうやって文書を書いて、

誰かに気付いて欲しいと

か細い声を上げて鳴いている。

 

誰か気付いてください。

僕はいま一人で色々なことを考えていて

誰かに優しくされたくて仕方がなくて

本当に自分勝手だとは思うけど

そんな状態です。

 

人にやさしくできないくせに

何をえらそうに

人にやさしさを求めているんだ?

身の程を知れよ。

と自分に言い聞かせながらも

ああ、誰かに気付いて欲しい。

誰かと繋がりたい。

とてつもなく自分勝手。

人はそんなに都合の良い存在じゃないのに。

 

人にやさしくできないのに

人にやさしくされたいと思う醜い自分を

許すことしかできない弱い自分が

またまた現れてきて

なんかもう、いろいろなことを乗り越えるのが

面倒くさくなって

 

さっさと楽になりたいと

思うようになった

24の秋の夜。